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2014年5月に作成された記事

2014年5月 5日 (月)

草原環境とメガソーラー

2014年5月4日 晴れ

昆虫調査の一環で牛久市東部にあるキバネツノトンボの生息地を確認に行ったら、なんと、綺麗に草刈りされていました。
Inooka_field_140504_dsc_0661

昨年までは、ススキの群落がどんどん広がって植物の遷移が進み、草原の環境としてはあまり良くない状態だったし、目的とするキバネツノトンボも数が激減し、やっとのことで確認したように記憶していたのですが、今年は環境が良くなったせいか、遠くから見ても広場の上空を飛翔しているのが確認できるほどでした。

連休中でしたが、工事用のバンに乗って作業服を着た男性2名がやってきて(連休中のパトロール?)、この場所にはメガソーラー発電所ができることを教えてくれました。というと、この草原環境も今年限りのものなのか? もし、草原部分が残ったとしても今のように自由に出入りできなくなってしまうと思うと、複雑な気分になりました。

気を取り直して、せっかく来たのだから自然の様子を確認しに回りました。

Ss_dscn0230

人が来ると隠れる場所が皆無のためか、ちょっと困ったようにキジのオスが原っぱの真ん中で佇んでいました。

少し風があったのですが、草原では小さな黒っぽいセセリチョウの仲間が複数みられました。

Ginichimonji_ss_dscn0233
翅の裏側に銀色の1本線が目立つチョウがギンイチモンジセセリ。特に、春に発生する春型は色が綺麗です。

Miyamachabaneseseri_ss_140504_dscn0
翅の裏側の基部近くに白い大きな斑紋が目立つミヤマチャバネセセリ。

風を避けて止まっていることが多かったので、花にとまっているわけでもないのに、じっくりと近づいて撮影出来ました。

Adoumo_ss_dscn0265
肝心のキバネツノトンボは、今年は個体数が多く、発生の初期だったのかオスばかりでしたが、合計オス15匹、メス1匹を確認しました。
飛び回っているようにみえるのはほとんどがオスで、天気が良い日は午前10時頃から飛び始めてメスを求めて地上1mから1.5mくらいの高さを行ったり来たりしています。あまり厳密ではないのですが、パトロール飛翔には縄張りがあるようで、他のオスと出会うと空中戦をしながら高く飛んでいってしまいます。そして、縄張りにメスが入ってくるとすぐに捕まえて交尾します。今回確認したメスは1匹だけでしたが、交尾が終わって飛び立つとすぐに次のオスに捕まり・・・を繰り返していました。

果たして来年はこの光景がどれだけ残っているのか? というのが率直な感想です。

メガソーラー発電所は原子力発電所に変わる新しいクリーンなエネルギーとして注目を集めていますが、最近あちこちに出来すぎの感があります。
耕作放棄地の農地などを利用して発電所ができればまだいいのですが、わざわざ森を切り開いて作ったりしている例も多く、あまり環境に貢献しているとは言いがたく、むしろ自然破壊により作られているものが多いのではないでしょうか?

建築物ではなく、規定以上の切土・盛土をしなければ開発行為にも該当しないなど、届出義務がない中で取り締まる法律もあまり整備されていない気がします。関係機関の法的整備に期待したいところです。

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